客室清掃のポイント

 

■清掃の順番(前準備)

1.清掃する部屋と工程表を確認。ステイ・アウトの部屋を区別する。
2.アウト部屋の掃除から始める。部屋に入る際は、必ずノックしてチェックアウトしているかを確認すること(稀に情報の行き違いで、お客様がいるケースがあります)。
3.ドアを開放して、玄関から順にハンガーやスリッパなどを整えながら、奥に進んでいく。
4.途中にバスルームがある場合は、換気扇を付けてシャワーカーテンの状態を確認する。
5.部屋の全ての窓を開ける。
6.ゴミ箱の中のほか、部屋中の目立つごみを一気にゴミ袋の中に入れて、口を広げたまま廊下に出す。
7.コップや歯ブラシなどのアメニティやタオル、バスローブ、食器などを差し替える。古いものはゴミ箱へ。
8.シーツ、各種タオル類を改修してリネン袋に入れる。その際に、替えのシーツ・枕カバー・浴衣などベッドメイク用のリネン類をベッドの上に置いておく。

上記の1~8が客室の清掃とバスルームの清掃を行う主な流れになります。客室清掃は基本的には2人1組で行うことが多いので、「バスルームのチェック時にゴミを集めてもらう」など、相方とどの作業をするかを決めておくことで、よりスムーズに作業を進められるでしょう。簡単な作業やチェックが多いので、まずはこの前準備から時短を図るのがおすすめです。

バスルームの清掃のポイント

■バスルームの清掃の順番

1.前準備でシャワーカーテンが乾かせば問題ない程度の汚れ、破損、臭いの場合は、そのままカーテンレールに引っ掛ける。上記の点が目立つケースは、シャワーカーテンを差し替える。
2.バスタブを最初に掃除する。早めに手を着けることで、掃除が終わるころには自然乾燥している状態にする。
3.トイレを清掃する。
4.コップなどのアメニティを洗って、拭き用のタオルで雫を拭きとる
5.シンク、トイレの外側、シャワーヘッド、鏡などの各場所を洗浄してタオルで拭き取る。
6.シャンプーやボディソープなどを補充する。
7.バスルーム、トイレをもう一度再チェック。特にシャワーカーテンには髪の毛が付着しやすいので、交換しない場合は意識して確認する。
8.すべての作業が完了したら、トイレットペーパーを三角折りにする。

以上がバスルームの清掃の基本的な流れになります。バスルームの作業で重要なのは、シャワーカーテンです。シャワーカーテンを取り外して新しいものを設置するのは、案外手間がかかります。清掃員としては「できれば取り換えたくないなぁ」と思う人も多いですが、シャワーカーテンは雑菌が繁殖しやすく臭いが発生しやすい備品の1つです。
雑菌が繁殖してしまうと、嫌な臭いが発生してしまい、嗅覚が敏感に人を嫌な気分にさせてしまい前述したクレームに繋がってしまう恐れがあります。
そこで、必ずシャワーカーテンに鼻を近づけてチェックすることをおすすめします。可能であれば相方の作業を止めてでも、ダブルチェックしてみましょう。
とはいえ、シャワーカーテンの予備は全室分あるわけではありません。シャワーカーテンを替えるか、否かの判断を正しく行うことで作業の効率化にも直結するでしょう。

お問い合わせお待ちしております

06-6556-9686
お問い合わせ